どういうことだ説明しろ蟹木!

メンタルダウン療養記

負傷兵士の労わり期間

今の自分にラノベタイトルをつけるならこれだろうと思う。

さらにラノベみを増すなら「労わり期間メシ」の方が良いんだろうけど、今の私にメシを記録するまでの元気はないから却下だ。

 

 

マンガでは、あんまり負傷中の様子って出てこない気がする。

たぶん単純に話が進まないからだ。

負傷して入院してるよ~って描写はあっても、その毎日や、段々回復していく様子は省かれることが多いだろう。

 

さて、この数日で散々気付いてきた通り、兵士というのもおこがましいが、私は呪いの城で特級複数体と対峙した後のパンピであると言えよう。

いのちがある奇跡。ギリギリだけど、逃げ出した判断。これを労わないのはむしろ鬼だ。そして私は鬼ではない。

 

昨日は「ねぎらい」を意識して生きてみて、心がとても楽だった。

それでもなぜか早朝覚醒はひどくなる一方なんだけど。助けてくれ。

でも苦しくて早朝覚醒よりは、ちょっと楽で早朝覚醒のほうがマシだろう。

生きているだけで100億点状態なのだから。

 

 

私の今の日々は走馬灯からははじかれるかもしれないが、必要な期間だ。

本当の兵士だって戦ったら一定期間休むのだそうだ。

言われてみればルフィとかも戦いのあと宴をしているし、グルグルやフリーレンなど、勇者一行ものとかも古今東西大討伐のあとはもてなされている。いくら作中最強とはいえ、ドラゴン退治のあとに労われずに拗ねたお兄ちゃんもさもありなんである(ファンタスティカの話をしています)。

 

 

ずっと村人からのお礼だと思っていたけど、戦った人の心の癒しに必要なのかも。宴的なやつ。

そういえば現代人も、大きな仕事のあとは打ち上げをしたりするもんな。あれはだるいだけなんだけどな。帰って寝たい。帰って寝るまでが仕事です。たとえばイベント仕事なんて大勢の中で緊張状態をずーっと保って気を張っていたのに、それが終わってからも続くなんて勘弁だ。逆の状態になりたいの。たとえ回らない寿司や高級な肉を会社の金で食べれようとも、一人の自由時間には代えがたいのだ。HPゼロの時に物の味がわかるか。金だけほしい。

 

これだからゆとりはって、言いたくなるのもよくわかる。共感はしないけど。昔はコミュニケーションツールだったんだろう、飲食も。

でもおまえら昨日のこと全然覚えてねーある。酒のせいにして失礼散弾銃をまき散らしといて、次の日ケロッとしてる。弾残ってんだけど私の体内。記憶にございませんじゃねーのだよ。これが損してるポイントその1。

あとは、信用ロールだ。これは弊社に限ったことかもしれないが、とにかく人が怖い。狼と一緒にテーブルを囲むウサギの気持ちだ。落ち着かない。損してるポイント2。

それから、これは恐山さんの言葉を借りると、「コミュニケーションのためのコミュニケーションをされている」とわかった瞬間心のシャッターがガシャンと降りる。でも私もやっちゃってるかもしれない。基本あんまり興味がないのだ。一方で好きな人たちのことはどんな些細な日常でも知りたい。有限な時間と記憶は、私の好きな人に使いたい。興味がないどうしでおべっかのキャッチボールをして、何だろうこの無益な時間、と思うのだ。損してるポイント3。打ち解けたいからメシを囲むより、打ち解けてからメシを囲みたい。打ち解けられなかったら、まあそれはそこまでってことで。

 

まあそれは置いといて、だ。

現代の打ち上げは、一部の人にのみ作用するもので、人間不信マンには特に意味のない帰りたいだけの行為である。「今日寝れるの何時だろ…」とずっと思っている。3日連続のイベントとかで、中日に酒飲んだりするのあれ何?怖すぎて理解できない。いらんだろ。

 

 

ともかく、今は自分で自分を労らう時だ。

ねぎらって、いたわって、逃げてきた自分を褒めよう。特級呪物と対峙して、不定の狂気に何度も落ちて、POWロールだけで耐えてきて、ぶっ倒れた自分を。

心地よいもので満たして治療するんだ。どれだけかかろうとも。

お金のこと、将来のこと、たくさん心配したけど、そういうことを考えるフェーズにまだなかったのだ。血まみれの人が病院で「お金がないので…帰ります…」なんて、現代日本ではそうそう見ない光景だ。お前はまだ血まみれ。弱いのに戦ったのだから。