どういうことだ説明しろ蟹木!

メンタルダウン療養記

瞑想の成果

図書館に本を返す期限が迫っていたので、読めるとこだけ斜め読みして、できる範囲の瞑想を始めた。

朝窓のとこに座って呼吸するだけ。

これがほんとになんか効果あんのかと思っていたけど、基礎は大事ってことか。実践に出て初めてわかることがあった。

 

 

ニートワイ、低みの見物。

そんな気持ちで体調のまあまあいい日に東京駅のお土産売り場を歩いた。

目的は友達へのプレゼント探しだ。ここに私の目当てのものがあると聞き、広場恐怖ながらはせ参じたというわけだ。平日の昼間だし、ラッシュの時間とか土日よりええやろ。と思ったけど、人、おる~…

 

でも警戒心がいつもより減っていた気がする。

いつもは隣の人が狂人かもしれないと思いながら満員電車に乗っていたから。体臭が無理すぎるとか、そもそも地下鉄車内の臭いが無理すぎるとか、スリにあったらどうしようとか、見ず知らずのおじさんに体当たりされても吹っ飛ばないようにとか。欧州観光中の日本人か?というくらい毎回警戒しながら乗っていた。エスカレータをのろのろと降りる人には「ちょっとお~!!!!後ろ詰まってる詰まってるなんで気付かん!?ありえん!!!雪崩起きるよ!!」と思ったりするのが日常茶飯事であった。

都会生まれは幼少からこれなのか。すげ。意外と私みたいな田舎生まれの上京者のほうがこういうの耐性がない気がする。未知の文化だから。

 

これはニートだから当たり前かもだけど、お土産売り場で声を張り上げる店員さん。品物を補充する店員さん。はあ、大変だな、これ8時間か…喉枯れるよな… ニートワイ、低みの見物… 私も前こんなことしてたの信じられんな。頑張りすぎ。そう思いながら歩いた。

 

そして、人混みの中でゆっくり動作して「後続の詰まり」を起こす人たち。流石に「ンオオ…!」と少し思った。後ろの状況を慮れないのが信じられないので。でも、このとき、「オッ、ワイ、今ンオオ…!て思とるやん」と思う自分がいた。そして、「いやー私も激ヤバの痔とかスーパー残業帰りとか滝汗メンタル崩壊時とか腰痛激ヤバ時とか歩くのも辛くてやばかったじゃん。この人らにはなんかゆっくり歩く理由があんねんな」と思った。

おお、これかあ瞑想って。初めてピンときた。心を乱す感情になっとる~!と気づき、なってるな~って思うこと。なってるな~とおもうと、なんかちょっとあほらしくなってくるのだ。いいのかこれ。ちょっとちがうか。

詰まりそーなとこで詰まりそーに歩いたり、長い傘を自分に対して90°に持ったり(これはガチで危ない)、そういう人がいたとて、怒ったとて。なあ。せやかて工藤。

 

 

別に湧いた感情を否定もせず、思ってるなー、と思うこと。一応第一歩はできてるのかも。少なくとも、前はできなかったし。

治すんじゃなくて戻るんだよ、ゆっくりと、と島崎(仮称)が言っていた。昔の私は、優しかったと思う。正義感は悪くないことだけど、広げすぎてもな。美男高校地球防衛部LOVEしか勝たんよな。