どういうことだ説明しろ蟹木!

メンタルダウン療養記

勉強から入る獄寺隼人スタンス

不眠症の薬を変えて3日。

1日目だけ8時間眠れたがそのあと2日は6時間。慣れるの早すぎじゃね!?2錠にした方が良いんかな!?もうちょっと様子を見ようと思うよ。

Garminによると睡眠の質は良くないし、起きた時点でのHPは20。

 

自分でもできることはないかと、不眠症や睡眠、自律神経に瞑想と、関係ありそうな本を色々図書館から借りてきてぽつぽつ読んでいる。

 

 

2~3冊読んだ感想としては、大体同じことが書いてある気がする。

「自律神経が乱れると睡眠に悪影響だよ」と。

今までの私なら、「そんなこと私が一番わかってるよお!」の千石撫子が脳をかすめていたと思うけど、今はもう必死。寝たい。助けてくれ。藁にもすがる思いで読み進める。何語であっても本を読む・活字を読むのが結構苦手で苦労する。飽きてくると恐ろしく眠くなるからだ。先生、うたた寝は睡眠に入りますか。入らないですか。ですよね…

でも、既知の情報でも、「なぜなら」の根拠が書いてあって、本はなるほど~!と思いやすい。月射手座ワイ、どうしても納得できないと動く気が起きない。でも納得したら動ける。納得させた方が良いのだ。その点、本は納得させるための根拠がたくさん載っていていいよね。

 

 

「自律神経にいいこと超大全(宝島社)」と「あなたの人生を変える睡眠の法則(自由国民社)」から、これから私がやってみたいというかもう今日からやり始めたことをメモしていく。万一ネタバレ的にまずかったら教えてほしい…消すので…そんな全部は書かないけど…。

 

・起きたら日の光を浴びろ。(部屋の中って電気付けててもスーパー雨の日くらいめっちゃ暗いらしいので、たとえ曇ってても外の光を浴びたほうが超いいとのこと。これは知らなかった。ルクス的なやつだ。)

 

・なるべく3食食べろ。(交感神経と副交感神経の交換ポイントを作るためにも食べた方が良いって。食事のあとは副交感神経優位になるそう。理想は朝昼晩で4:2:4の量がいいそうだけど、無理そうなら3:3:4とかでもいいそう。やさしっ。私はこれにします)

 

・夕食は寝る3時間前に済ませろ。(副交感神経優位の、「腸のゴールデンタイム」っていうのがあるらしくて、それが食後3時間だから。この時寝てしまうのがあんまりよくない。でも3時間待てば、副交感神経ピークの時に睡眠に突入できる。)

 

・できる範囲でミニマリストっぽい生活をすると良い(整ってる部屋は情報が少なくて自律神経的にいいらしい。あと捨てなきゃ…とかあれ処分しなきゃ…のストレスから解放されるから。これはすでに3年くらいやってるから続けましょうね)

 

 

こんなところだろうか。

それと、改めて興味深かったのは、自律神経と腸内環境は密接な関係があるということ。卵が先か鶏が先かみたいになっちゃうけど、腸の健康は自律神経の整いには欠かせないらしい。そういうのがあるからいろんな食べ物健康法が流行るんだろうか。

思い返せば、私も在職中はめっちゃくちゃにおなかの調子が悪かった。

とにかくパンっっっっっパンに腹が張る。便秘じゃないのに。体重は変わらないのにボトムスのサイズをワンサイズ変えなければいけないくらい張る。家に帰るとしぼむ。現金である。そんなに会社が嫌か。嫌だったよねーーーーー!!!!だから病気になったんだもんね!!!!!!

昔はじめてうつになった時も、最初はうつだと気付かなかった。とにかく下痢がひどくて、会社に出られない日が続いた。会社の勧めで胃カメラも大腸カメラも飲んだが、それらしい原因が特に見つからないので、じゃあメンタル?となり心療内科へ。という流れだった。

 

 

改めて思うけど、腸なあ。

今みたいに休職ニートして、不眠症を治すために生活リズムを改めたり腸にいいことをするのは良いよ。でも働いたら、どんなにヨーグルトを食べたって、どんなに生活リズムを作ったって、多分腹はパンパンに張りだすんじゃなかろうかと思う。だってあの伏魔殿が無理なんだもの。村人Aが攻略しようとしていいダンジョンではない。そうしたら、腸の不調からまた不調になって不眠になるんじゃないかな。

 

だから、今は治すために全振りするけど、やっぱり私は治ったら会社を辞める。

色んな本やTipsがあるけど、どうしたってあの呪いの城で受けるダメージを全部受け流すには無理だと思う。どれだけ深呼吸したところで、腸活したところで。

葬送のフリーレンで言う、魔物と働いているイメージだ。魔物は人の言葉を話すけど、それはコミュニケーションじゃなくて、狩りのための手段だ。思っていないこともすらすら口をつく。いつかなにかに裁かれてほしいと思う。みんななんで平気なんだろうと思う。ライアーゲームと仕事を同時にできる才能がないとやっていけない。私は無理だった。ほしくもないしな。そんな才能。

 

 

ところで、もう一冊読んだ本がある。

不眠症農山漁村文化協会)」という本だ。2008年の本でちょっと古いけど、東洋医学的な観点から不眠症を分析していて面白かった。なぜなら私は東洋医学が好きだから。

 

これに診断シートが載っているのだが、東洋医学の観点から身体がどのような傾向に傾いているかを調べることが出来る。私の場合、不眠の原因は「乾」。

東洋医学では、陰陽的なバランスが取れていればいい感じということなんだけど(語弊があったらごめん)、身体の潤いや精神の穏やかさと関係する「陰」が少なくなる「陰虚」の不眠なんだそうだ。「陽」的な活動や興奮は正常の範囲内だけど、活動の鎮め役である「陰」が弱すぎて、結果「陽」が勝っちゃう状態。

解説を読むと心当たりしかなかった。過労、栄養ドリンク、根を詰めた作業、無理やり引き出すやる気。耳が激烈に痛い。鬼残業を1年続け、ハラスメントと戦い、主治医の休職提案を蹴って働き続けたらこのザマ。てっきりハラスメントが原因だと思っていたが、他の部に異動しても多方面にヤバかったので会社全体が伏魔殿だと気付いた。最後は気力だけでもっていた。

 

対策としてはとにかく「潤い」を増やすこと。

夕方・夜間の休息を大切にして、夕刻にゆったりした時間をたっぷりとるべし。これは休職ニートだから仕組みさえ作っちゃえば可能だ。眠れなくても、夜間に体を横にしている時間を増やすように。無理やり元気を引き出すような行為はご法度。元気を増やすより休息を増やす方が、元気のもとになるタイプとのこと。超耳が痛い。休職してからも何かしなきゃって思っていたし、しばらく罪悪感が大きくてネガティブが加速していたし。私は大けがをしたんだと認めてからは多少楽になったけど…

 

 

でもこれって、血液型みたいな一生変わらないものじゃなくて、整えれば不眠が治ったり、別の環境に行けば別タイプの不眠に傾く可能性もあるということだと思う。

現に昔は、休日は飛び回っていて元気だった。活動することで元気を増やしていた時期もあった。でも今は、明らかに使いすぎたんだ。なんでこんな伏魔殿での仕事なんかに使っちゃったんだろ。私の好きな漫画ジャンケットバンクで、御手洗くんが片伯部主任に呼ばれたシーンを思い出す。

 

 

早速、いろいろググって、東洋医学で「潤い」に良いとされる食材をとり始めた。合っている気がする。不眠の割に、前ほど体調悪くないな?という日が増えた気がする。

東洋医学はオーダーメイドだ。本にはお勧め漢方とかも載ってたけど、いま普通に処方薬飲んでるし、まずできるところから。このタイプ診断と食を取り入れるのは、体感的に結構おすすめかも。

 

 

自己啓発本って色々出てるけど、全部その人のメソッドとか経験則だからなあ。そして私はその人じゃない。合う合わないはどうしてもある。だからつまみ食いでいいと思うし、オーダーメイドが根底にある東洋医学はスタンスからしてかなり好きなのだ。