語学系の大学で速攻落ちこぼれたのは以前も書いたとおりである。
部活を滞りなくするために課題を超低空飛行でクリアしたり、
崩壊メンタルのままお情けで卒業させてもらった。
別に隠しているわけではないのだが、それを私の周囲はあまり詳細に知らない気がする。
家族からLINEが来て、外国語の表現について聞かれた。
語学は禁術にするって言ったでしょ！？！？！？！！？と思ったがカウンセリングで話したりブログに書いたりしただけで、言ったわけじゃなかったな。
正直落ちこぼれワイに聞かれても正確性に欠くので困るのだが、仕方なくDMM英会話とDeepLなど、仕事で使っていた信頼できるサイトを駆使して回答する。
検索中もアレルギーで蕁麻疹が出そうだ。
それでも物心つく前からの積み重ねはすさまじく、しつこく私の技能値として残っている。CoCでいうなら高く見積もって語学(45)くらいだろう。これに検索技能(50)くらいがのっかっている。
結果、記述問題は難しいが選択問題や正誤判断くらいはできる。
頼られると断れない。つい頑張ってしまう。顔の広い家族のことだ、高学歴のきみはいくらでも頼れる友達がいるだろうになぜ私に… 過大評価とはこのことだ。
前も書いた気がするけど、私が語学の道に進んだのは中学の学科担当教諭がきっかけだ。
よくあることで、中学生が若い先生に恋をしただけの話。
それでいい生徒になろうと頑張った結果、語学が「学校の中では比較的」得意になってしまった。現実版「付き合えなくていいのに」トゥルーエンドである。
しかし語学とはツールである。語学を研究するならまだしも、一般企業の仕事の中で使うとなると、日本語と同じでコミュニケーションツールでしかない。
他言語を使うからと言って陰キャな性格が変わるわけではないし、コミュ力が上がったりもしないし、外国人の友達ができるわけでもないし（正確には大学時代の知り合いとはFB辞めて疎遠になった）、興味のない分野はまったく読みも書きも進まない。
パワポの資料を作っても、それがネイティブから見て自然かどうかなんて全く分からない。かっこいい表現なんてもってのほかだ。私のメールは全部DeepLでできている。
リスニングだってネイティブならネイティブで速すぎてわからず会話にならんし、非ネイティブなら非ネイティブでなまりがきつくてわからない。全世界発音を教えろと何度も思った。自国発音で堂々と話しているのは少々うらやましくもある。ヘタリア北米版はその辺めちゃくちゃ忠実なのでよかったら見てね。
私は中学の先生にきっちりと発音を教え込まれたため、仕事で度々「発音（だけは）いいね」と褒められた。大学で覚えたの？とよく言われるが中学です。付き合えなくていいのにのなれの果て。あなたが私にくれたもの、妙に正確な発音技能。それも最近は口が回らなくなってきた。
大学入試まではアナウンサーみたいな綺麗なリスニングが聞ければ点数が取れたのに。現実でそんな話し方してる人一人もいない。日本語を勉強している外国人もそう思っているだろうか。
ほんとうに24時間365日後悔しているのだが、なんで語学を選んだんだ。
お前が好きなのは語学じゃなくて先生、努力しないで5が取れてたのは美術だけ。
どうやってモチベを維持するんだ、高校になって大学になって大人になって。
天職のような仕事に就いた家族が、「何が好きかじゃなくて、それのどんな工程が好きかでしょ」といっていた。ヒヒン。ぐうの音も出ません。就活頑張ってたもんな。私みたいな就活RTAじゃなくて。
私の就活の時は、キャリア担当の先生が変わっていて、「あなたたちは他の学生のような準備をしていません（カリキュラムが特殊すぎて）。そのままのあなたたちで勝負しなさい。それが一番の個性です」と言っていた。せやな！と鵜呑みにしたがちゃんと自己分析頑張ればよかった。精神科治療もちゃんと受ければよかった。留年してでも。留年した友達も先輩もいっぱいいたじゃん。今後悔してももう戻れない。
今転職するために、もう10年は遅いけど、就活生のつもりでゼロから頑張ろう。
私の取扱説明書が見えていないのは私自身だ。
自分と向き合うのも、みんながもうとっくに知ってることも、私はいつも遅すぎる。きみはいつもそうだね。
流されて運よく島に漂着するなんて、現実にはそんなことはないんだ。流されたら流されただけ、いつのまにか搾取されて利用されるんだ。
まずはメンタルダウンの回復に努めなければならない。就活準備にたどり着くのすら、道は果てしない。自分と向き合うのを怠ってきたツケが、健康と金銭の両面から巡ってきた感じがする。
ともかく語学に関しては、AI開発はやく頑張ってくれ。指で見分ける美少女とか生成してる場合じゃない。
全員に平等な語学力と同時通訳を与えてくれ。
そう願わずにはいられない。
